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パソコンを正しく処分するには?データ消去の注意点も

壊れたり、新しいパソコンを購入して不要になったとき、以前のノートパソコンの処分方法に困ったことはありませんか。パソコンは資源有効利用促進法により、メーカーによる自主回収またはリサイクルが義務付けられています。そのため、処分したいパソコンは「ゴミ」として自治体に処分を依頼することが出来ません。自治体や事業者のサービスを利用したり、メーカーに回収をお願いしたりする必要があります。

 

【資源有効利用促進法の対象のパソコン】

パソコン(ノート・デスクトップ)

パソコンのモニター

※タブレット、プリンタやキーボード、マウスなどの周辺機器は、不燃ゴミや粗大ゴミで回収可能なケースが多いです。小型家電リサイクルの対象となっている場合、回収ボックスへ投入するか郵送して処分する必要があります。地域によって取り決めが異なりますので、自治体のルールを確認し処分しましょう。


【パソコンの処分方法】

●買い替えの際に処分を依頼する

新しくパソコンを買い替える際は、パソコンのを購入する店舗で古いパソコンの処分を依頼すると手間がかからず便利です。ただし、店舗によっては無料回収を行っていないケースもたりますので、事前に確認を行いましょう。

 

●自治体の回収ボックスを利用する

使用済みの小型家電を無料で回収する「回収ボックス」を設置している自治体が増えています。鹿児島市でも使用済電子機器等の回収ボックスが設置されており、ノートパソコンも無料回収の対象品目となっています。

使用済小型電子機器等のボックス回収

ただし、回収はボックスの投入口「25センチメートル×10センチメートル」に入るものに限られます。対象品目であってもボックスに入らないものは受付されませんので、お気をつけください。なお、回収ボックスの有無や回収品目は自治体ごとに異なりますので、お住まいの地域の自治体ホームページなどで確認しましょう。また、回収ボックスを利用する際は、個人情報などのデータ消去を忘れずに行うようにしてください。

 

●国の認定事業者「リネットジャパン」に回収依頼をする

市が協定を結んであるリネットジャパンリサイクル株式会社(小型家電リサイクル法の認定事業者)に宅配便回収を依頼します。鹿児島市も利用可能です。パソコンを含む場合、1箱分の無料回収してもらえます。宅配業者が希望日時に自宅まで回収に来てくれるので便利です。

ただし、パソコンを含まない場合やデータ消去証明書の発行などオプションを追加した場合は、別途料金が発生します。詳しくはリネットジャパンリサイクル株式会社のホームページをご確認ください。

※1箱の大きさ…箱の3辺合計140cm以内で20キロ以内。プリンター、スキャナー等の周辺機器も一緒に回収できます。(家電4品目は対象外)

リネットジャパンリサイクル株式会社

●パソコン買取りで処分する

パソコンを買取りに出すことで処分する方法もあります。パソコンが比較的に新しかったり、人気の機種であったりする場合は、高値で売れる可能性もあります。多くの店舗が査定は無料で行っているので、自分のパソコンが買取可能かどうか試しに査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。

●不用品回収業者を利用する

パソコンだけでなく、パソコンデスクやデスク周りの家具など合わせて捨てたいものがある場合は、不用品回収の事業者へ処分を依頼する方法もあります。サービスを利用するので料金は発生しますが、業者がまとめて処分してくれるので、早く片付けたい人やいくつか不用品が溜まっている人にはおすすめです。

 

パソコンを処分する際はデータ消去をお忘れなく!

パソコンにはカード情報や各種パスワードなどさまざまな個人情報が入っています。個人情報の漏洩を防ぐためにも、確実にデータを消去を行ってからパソコンは処分しましょう。

※初期化ではデータ消去されない※

注意点として、初期化すればデータの消去もできる、訳ではありません。初期化だけではハードディスク内部にデータが残っており、もとに戻すことができます。そのため、パソコンを処分する前には、ハードディスクのデータを完全に削除しなければなりません。

 

代表的な方法としては以下のような方法があります。

データ消去専用のソフトを使う

ハードディスクを物理的に壊す

パソコンメーカーや処分業者がサポートしてくれる場合もあるので、やり方が分からない方は一度問い合わせしてみると良いでしょう。